世の中には、本当にたくさんのシャンプーがありますよね。
次々に新しいものが登場するため、どれを使えばいいか分からなくなりませんか。
そんな時は、基本的なシャンプーの種類を知っておくと便利です。自分に合うシャンプーを簡単に見分けられるようになりますよ。
今回は、洗浄成分ごとのシャンプー3種類と、特徴ごとに分けたシャンプー15種類についてご説明します。
洗浄成分で分類したシャンプー3種類!
ほとんどのシャンプーは次の3つのうち、どれかひとつに当てはまります。
パッケージの裏に書いてある成分名をチェックすれば、見分けることができます。
成分名 | 洗浄力 | 価格 | 特徴 | こんな人向き | |
高級アルコールシャンプー | ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなど | 強い | 安い | 洗浄力による刺激が強いため、肌荒れしやすい。 | スタイリング剤をよく使う人や、汚れをしっかり取りたい人向け。 |
石けんシャンプー | 脂肪酸〜、石けん〜など | 強い | 安い | アルカリ性なので皮脂を奪いやすい。乾燥しやすい。 | 他のシャンプーでアレルギー反応が出る場合に使える。 |
アミノ酸シャンプー | 〜アラニン、〜グルタミン酸、〜タウリン、〜グリシン、ココイル〜など | 弱い | やや高め | 洗浄力がマイルドなので、地肌に余計な負担をかけない。 | 髪のトラブルで悩んでいる人向け。最もオススメ。 |
洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと、髪のトラブルにつながることも。
皮脂が多い人や、長時間屋外にいて汗や汚れが気になる場合でなければ、洗浄力がマイルドなアミノ酸シャンプーがオススメです。
シャンプーの特徴別に12種類に分類!
シャンプーは界面活性剤の違いに加えて、それぞれ美容成分による特徴があって効果が異なります。
商品名やパッケージの表などに書いてあるので、種類と具体的な内容を知っておきましょう。
- ノンシリコンシャンプー:シリコンが苦手な人に。
- カラーシャンプー:染めた髪色を落としたくない人に。
- オイルシャンプー:しっとり保湿したい人に。
- クレンジングシャンプー:頭皮の汚れを落としたい人に。
- オーガニックシャンプー:肌が弱い人や、オーガニック志向の人に。
- 無添加シャンプー:肌が弱い人に。
- ボタニカルシャンプー:植物由来成分が好きな人に。
- スカルプシャンプー:頭皮をケアして髪のダメージを減らしたい人に。
- リペアシャンプー:枝毛など髪のダメージに直接効かせたい人に。
- エイジングケアシャンプー:年齢による髪の悩みが多い人に。
- 白髪染めシャンプー:髪を洗いながら白髪染めもしたい人に。
- クールシャンプー:メントールの爽快感が好きな人に。
1.ノンシリコンシャンプー:シリコンが苦手な人向き
市販されているシャンプーの多くには、シリコンというコーティング成分が使われています。
ノンシリコンシャンプーとは、このシリコンを無使用もしくは少量しか使っていないシャンプーのことです。
しかしシリコンを抜いただけのシャンプーを使うと、髪がきしんで指通りが悪くなります。
そのため、代わりにオイルなどのコーティング剤が配合されます。
シリコンを使わない分、洗浄成分が強すぎるときしみやすいこともあるので、選ぶ時には成分をチェックしてくださいね。
2.カラーシャンプー:使うとヘアカラーが落ちにくくなる
美容院などでヘアカラーをしても、シャンプーを繰り返すうちに色落ちしていくもの。
なるべく長い期間キレイな色を保ちたい時には、カラーシャンプーを使うと良いでしょう。
シャンプーに配合された色素が髪に入ることで、色をキープできます。
3.オイルシャンプー:オイルでしっとり保湿ケアできる
洗浄成分に加えて、オイルが配合されているシャンプーのことです。
オイル自体が持っている洗浄力がプラスされ、しっとり保湿できるところがポイントですね。
ただし脂性肌の人が使うとベタつきやすいので注意が必要です。
4.クレンジングシャンプー:頭皮の汚れをしっかり落とせる
洗浄力が高めで、頭皮の汚れをしっかり落とせるシャンプーです。
炭酸やオイル、クレイなどが配合されます。
毎日使えるものもありますが、中には洗浄力が強いため3日に1回までにした方が良いものも。
5.オーガニックシャンプー:農薬・化学肥料なしで敏感肌でも安心
原料に使っている植物を、農薬・化学肥料なしで育てたものがオーガニックシャンプーです。
肌への刺激が少ないため、敏感肌でも安心して使えます。
しかしオーガニックには明確な基準がありません。原料の一部だけオーガニック認定されたものでも、そう呼ばれることもあります。
成分表や口コミをよく見て信頼できるメーカーを探すことがポイントです。
6.無添加シャンプー:余計な成分フリーで肌が弱い人向き
特定の成分を使わずに作られたものを、無添加シャンプーと呼びます。
例えばパラベンフリー、合成香料フリー、合成着色料フリーなどがあります。
メーカーや商品ごとに、何を無添加にしているかは違います。「無添加」と書かれていても油断せず、成分をチェックすることが重要です。
7.ボタニカルシャンプー:植物由来成分が配合されている
植物由来成分が配合されているシャンプーを、ボタニカルシャンプーと呼びます。
ただし植物由来でないものも同時に配合されることがあるので、注意が必要です。
8.スカルプシャンプー:傷んだ頭皮のケアができる
頭皮は髪の毛の土台です。ここが傷んでいると、生えてくる髪の毛も細くなったり枝毛になったりします。
傷んだ頭皮をケアしたい時には、スカルプシャンプーを使うと良いでしょう。
9.リペアシャンプー:傷んだ髪を修復できる
傷んだ髪を直接修復できるのがリペアシャンプーです。
栄養や保湿成分などが多く配合されています。髪の汚れを落としながら、栄養を補い保湿ケアしてくれます。
10.エイジングケアシャンプー:ハリ・コシ・ダメージなど多目的なケアに
年齢による髪のダメージや量、ハリ・コシのなさなどをケアします。
エイジングケアだけだと定義があいまいで、メーカーや商品ごとに効果が異なります。
髪の悩みを特定できない時に、これを選んでみるのも良いでしょう。
11.白髪染めシャンプー:シャンプーで白髪染めができる
シャンプーをするだけで白髪染めもできるものです。髪の表面だけに色がつきます。
わざわざ毛染めをしなくて良いので、時短効果が狙えます。
12.クールシャンプー:涼しく感じる冷感効果がある
メントールやペパーミント、ハッカなどが配合されることで、スーッとした爽快感を味わえるシャンプーです。
暑い夏などに使うと涼しく感じます。
まとめ:シャンプーの種類を知って自分にあったものを選んで!
シャンプーはこれらのうち一つだけでなく、例えば「アミノ酸シャンプー」「ボタニカル」「オーガニック」のように、複数当てはまることも多いでしょう。
今回ご説明した種類さえ知っていれば、パッと髪の悩みや好みに合わせて選ぶことができるでしょう。
ただ、多すぎて迷ってしまうという場合は「アミノ酸シャンプー」を利用するのが最も万能です。美容師さんのほとんどがアミノ酸シャンプーをおすすめしますからね。
ぜひ、お気に入りのシャンプーを見つけてくださいね。